テナントが行方不明で連絡もつきません・・・

■問題

テナントがある日蒸発をしてしまいました。賃貸借契約を解除したいのですが、解除通知を出すにも相手がどこにいるのかわかりません。何か法的に良い方法はありますか?

■回答

この場合、鍵を付け替えて、中にあるものを運び出したり処分してしまうと、不法行為となります。賃貸人が器物棄損罪、住居侵入罪、窃盗罪等で告訴されかねませんので注意が必要です。

法律的に対処できる方法としては、訴えを提起して、訴状を「公示送達」してもらい、欠席裁判をもらって、強制執行するという方法があります。

訴状には賃貸借契約を解除する旨の意思表示を記載しておきます。

また以下の点を一緒に行っておきます。

・残置動産を競売できるように明け渡しを求めておきます。
(明け渡しの判決では残置動産の処分はできませんので賃貸人の方でどこかに保管することになります)

・未払い賃料の支払いも求めておきます。

・未払い賃料の精算のためには、判決に基づいて執行官に残置動産の競売をやってもらいます。

・敷金は返還請求を受けるまで預かっておきます。(未払い賃料と相殺する必要はありません)
なお「公示送達」は被告(テナントの賃借人)が本当に行方不明となっていることを原告側(賃貸人)が十分に調査しなければ裁判所に認められません。

また判決が出るまでに時間がかかることや裁判費用がかかることなど、簡単には行うことは難しいようです。

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